2007年8月25日土曜日

我が家流、金平ごぼう



料理法ってそれぞれの家庭によって千差万別、この方法じゃなきゃこの料理は作れない...なんて事本当は無いんですよね?


金平ごぼうってたいていの家ではささがき(もしくは千切り)にしたごぼうを油で炒めてみりんや醤油で味付けするという作り方が主流だと思いますが、我が家の作り方はちょっと違っています。


ささがきにしたごぼうと千切りニンジンをニンジン、ごぼうの順番におなべの中に入れて材料より半分以下(鍋の底から約1センチほど)お水をいれそのまま火にかけ蒸し煮状態にします。鍋の中の材料に七分くらい火が通ったらみりんと醤油で味をつけ水分を飛ばすくらいに煮詰め味をしみこませてからゴマをすり入れて混ぜ、その後風味付けにごま油を小さじ1杯ほどたらして更に煮詰めて出来上がり。


ニンジンとごぼうはいい加減に入れているわけじゃなくて、入れる順番がちゃんと決まっているんです、普通はごぼうの厭くを取ると思いますが我が家ではそういう方法は取りません、厭くを抜くことで野菜本来が持っているダシの成分や栄養分まで逃げちゃうのを防ぐため。


この料理方法は我が家で代々伝わっている料理法......と言うわけではなくて「陰陽(いんやん)料理法」と言う料理法からヒントを得ているんです。


陰陽料理法って言うのは、かいつまんで言うと、身体を冷やす物とあたためるものを一緒の鍋に入れて煮ることで食物の持つ本来のパワーを更に引き出そうって料理法みたい。


鍋の中に入れる順番は身体を冷やす素材から暖める素材へと順番に重ねていくので金平ごぼうを作るときも鍋の中にニンジンを先に入れてごぼうを跡に入れる事にはちゃんと意味があるんですよ。


時にはひき肉やちりめんじゃこなどの動物性たんぱく質も入れるけれど、動物性たんぱく質は身体を温める陽の成分が強いので一番上に控えめに入れます。


料理を作るなら美味しくって身体にいい、これが一番じゃありませんか??




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